ご挨拶
私たちは、世界的ネットワークを豊かに持ち、韓国、米国との宣教協力を豊かに進めています。上田市内の大学と韓国の聖潔大学、一信女子高等学校との姉妹提携を実現させ、現在上田市内に学生寮を運営しています。毎年留学生がやってきて、熱心に学んでおります。国内の優秀な国立大学(千葉、首都、信州、北陸最先端技術大)や私立大学(同志社大)の大学院に学生を進学を支援し、各界で活躍して頂いています。
礼拝は、国際的雰囲気で豊かに全能の神様に讃美と礼拝をささげています。どなたでも参加できます。
鈴木義明 主任牧師(真ん中)、
金在賢 副牧師(右)、
鈴木直基 伝道師(左)
死と命について
はじめまして、私は篠ノ井福音自由教会の主任牧師鈴木義明と申します。教会は、皆様の心の問題をお手伝いする心のオアシスルームです。どうぞよろしくおねがいします。
さて、大阪大学の名誉教授で精神医学者で柏木哲夫博士という方がおります。専攻は「死生学」で老の問題や死を迎えつつある癌患者の心のケアーを専門としています。人の死についての学問です。この方は、ある講演で次のように話されました。
「私は精神医学者として長く経験して次のことを感じています。命には二つの命があるように思います。『いのち』というひらがなで書くものと漢字で『命』と書く命です。漢字で書く命は生物学、医学的命で、病気や老衰や事故によって死がやって来てその『命』は終える。しかし、ひらがなでかく『いのち』は人を人として生かしているもので、人はそのひらがなの『いのち』によって生きがいや苦しみに耐える力や人生に希望を持って生きる生き方をするのです。そしてそれは死後の命にもつながります。天国へ思いをつなげる。」
1.いのちある人生
ヘレンケラーという方をご存知だと思います。三重苦に生まれ、野獣のような少女が、ひとりのクリスチャンのサリバン先生の熱心な愛情によって、言葉を覚え、意思伝達が出来るようになり、心を回復して愛を感じるようになりました。ついに米国と英国において博士号を取り、世界中に生きる希望と命の大切さを教えてくれました。目に見えるところ最初は、世の中で一番不幸に見えた女性が、教師のサリバン先生の神への信仰によって、世界中で一番幸せを獲得していったお話です。医学的には、耳が聞こえず、目が見えず、口も聞けず、死んだも同然の人が、真の「いのち」を頂き、幸せな生涯を送ったのです。これまさに「いのち」に生きた人の例です。
2.死後の命
仏教学者で律蔵研究の権威で平川彰博士が、死後の命について語っています。「死後の問題は、事実や科学の問題ではない。死後がないと見たのでは、現実の自己の行為を納得行くように説明できない。我々は無意識に、死後の存在を認めて、現実を決断し、行動している。」平川先生は、肉体の命だけでなく、死後に続く「いのち」の存在を語っているのです。
死に対する言葉が「いのち」です。聖書では、両方の「命」「いのち」は神によって与えられていると言っています。そして、生物学的命は、時は来れば、病気や自己や老衰で終わって
しまうのです。しかし、「いのち」は、どんな障害を持っていようが、どんなに老人になっても、その「いのち」はその人の人生を輝かせるのです。私は、牧師としていろいろな方に出会って来ました。そして、死にも出会って来ました。人生の終りは私たちに教訓を与えます。聖書の言葉の中で、イエスキリストは二種類の水があると言いました。飲んで渇いてしまう水、そしていつまでも渇かない泉のような水、これはイエスキリストが復活されて私たちに与えて下さる『いのち』の水を指して神の命を教えています。目に見えないが確実に私たちの人生の生き方の幸不幸を決めてしまう命の生き方があると聖書は語っています。天にもつながる永遠の命こそ、イエスキリストが信仰によって与えて下さる水です。どうぞ、ご自分の人生、命、そして死について考える時をもっていただきたいと思います。教会は、そのような魂心の問題にお手伝いをさせて頂きます。命の水を紹介させて頂きたいと思います。